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  ホクレア

僕らが愛するアウトリガーカヌーの兄弟、母親的な存在のホクレア号について是非知ってもらいたいから・・・ちょっと説明させてもらいます。


何世紀も昔の事、ヨーロッパの国々がこぞって七つの海にむけて冒険する大航海時代よりももっともっと昔の事、、、、。
5千年以上前に古代のポリネシアの人々は、帆を上げ風を動力にして、風が無いときはパドルして、大海原を渡り、ハワイという列島を発見してた。
何千キロもの距離を星や太陽、風や潮流、時には鳥の飛ぶ方向など・・・・の大自然から得ることができるサイン(情報)だけを頼りに、ハワイやタヒチ、イースター島やニュージーランドなどの島と島の間を行き来していたのだ。


地球儀があるなら・・・太平洋を見てほしい、その広大さ、・・・地球の半分、太平洋がある半球はほぼ・・・海だけである。その大海原を・・・・信じがたい事実だが・・・・コンパスも海図もまだ存在しなかった時代に、自由にカヌーで行き来していた。

そのような能力と体力を持った海の民が存在し、ハワイアンの祖先であったという事は、歴史上の事実であり、1976年のHokule’a号 によって現代に蘇っている。


Hokule’a を観たことが無い人の為に、Hokule’a の形を簡単に説明すると、Hokule’a は 単純に言うと、*Double Hull Canoe を大きくして、2本のマストを立てたカヌーである。


Double Hull Canoe(アウトリガーカヌーとは?の番外編を観て欲しい)もちろん航海用のカヌーなので、食事を作るところや、簡単な寝床は用意しているが、殆ど雨ざらし、吹きっさらしのデッキである。Canoe のHull(本体)部分は大きな貯蔵庫になっており、水や非常食がおさめられている。1976年のハワイからタヒチへの航海以来、Hokule’a は地球4周に匹敵する距離を航海している。

Hokule’a は、古代のカヌーを再現しているので、Hull(本体)の部分以外はすべて自然に優しい、土に返る有機物質でできている。 釘、プラスチック、金属、合成 樹脂などは殆ど使っていない。アウトリガーカヌーをリグするような感じでリグロープと木材だけで組み立てられている。Hull(本体)部分も古代と同じよ うに、Koaの木でつくろうとしたが、その当時、Koaの木の過度な伐採の為に、Hokule’a 建造に適した、木材はハワイ中を探しても、見つからなかった。 仕方なくFRPでHullはつくった。その時以来、ハワイ全土で植樹が始まり、今もそのプ ロジェクトは続いている。

Hokule’a が凄いだけではなく、そのHokule’a を操るCrew 達もそれに劣らず凄いのだ、初期の頃のCrew は皆がOutrigger Paddler ・・・海の神を信じ、海を尊敬し、海にすべてを捧げる事ができる男達だった。特にWayfounder (道を見出していく人)とも呼ばれるNavigator (ナビゲーター)は、夜は星や月、昼間は太陽の位置を見ながら、大海原で自分の位置を確認し、曇りで何も見えない夜はうねりの方向を感じて進むべく方向を見い出すのだ。 


 Nainoaが言っていたな。
『昔の海の民は・・・誰でもWayfoundingする能力が備わっていた』と。

人間が自然の一部という事を理解していた。自然の恵みを受け、それと調和していく事の大切さ知っていた。 海を・・・自然を感じる事で、迷わず物事の方向性を定める事ができていた。しかし・・・便利な機械が出現し、人間がそれに頼るようになった。

見えるもの、形のあるものだけを信じるようになった。古い物を拒み、新しい物を欲するようになってしまった。科学技術の進歩、経済の発展は確かに人間を物質的には豊かにする、でも何だか心がすさんだ気持ちになる。人が自然をコントロールできると考え、自然が自分達のためにあると誤解してしまう。

海に出たとき、風を感じたときに感じる、この安らぎ、こころの高揚はなんだろう。何ものにもかえられない。

Hokule’a に触れたとき、そして古代からの知恵を継承しようと努力している彼らに出会ったとき、懐かしい心の安らぎを感じた。

アウトリガーカヌーにもHokule’a と同じSpilitが宿ってる・・・と僕は信じてる。
だからパドルして海に出る。自分が感じた感動、Hokule’a で得たものアウトリガーカヌーを通して皆に伝えたい。 
そして自然と語り合うことの大切さを伝えたい。

そんなHokule’a が2007年に日本にやってきた。

その時の模様は、僕よりもよーく知ってる大勢の人達がいるので、その人たちのブログを検索してみるといいよ。 あと雑誌の特集や、本も出版されている。

 

 

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