アウトリガーカヌーは、ハワイ語ではWa’a(ワァ)と呼ばれタヒチではVa’a(ヴァ)と呼ばれている。
実用的なアウトリガーカヌーは、インドネシア、フィリピン、マレーシアなどの東南アジア地域で今でも漁船として使われており、本体の両サイドにアウトリガーを取り付けたダブルアウトリガーカヌーが主流になっている。
一般的にアウトリガーカヌーといえば、シングル(片側)にだけアマ(浮木)を付けたもので、このタイプのアウトリガーカヌーは、外洋航海カヌーとしてミクロネシア、ポリネシアの一部で使用されている。
パドリングだけで進むアウトリガーカヌーはミクロネシア、ポリネシアの各地で使用され、近年は競技スポーツとしてハワイやタヒチを中心に世界中で盛んにレースが行われている。Hoena
で取り上げるのはこのタイプのアウトリガーカヌーが中心となる。

アメリカ本土には、カリフォルニアを中心に 多数(40以上)のカヌークラブがあり、シーズン中(4月〜9月)は毎週の様にカヌーレースが各地で行われている。 http://www.socaloutrigger.org
アメリカ本土に始めてアウトリガーカヌーが誕生したのは1950年代で、ハワイから移り住んだ人達が、カリフォルニアのNewport
Beach からCatalina Island までの50Kmを2チームで競争したのがきっかけで最初のカヌークラブが誕生した。
今でも毎年九月の第一週末にCatalina
Crossing
という名称で2日間にわたってレースが行われている。http://www.socaloutrigger.org/champs/ (僕も2年前までは連続14回出場していました。)
又アメリカ本土には海のないネバダ州やアリゾナ州にもカヌークラブがあり、 大きな湖で練習をしている。
オーストラリア、もアウトリガーカヌークラブはWhitsunday エリアを中心に多数(60以上)ある。
http://www.sportingpulse.com/assoc_page.cgi?client=1-4
最初にオーストラリアにカヌークラブができたのは、1978年でゴールドコーストにできた。やはりシーズン中は毎週末レースが行われ、一番有名なレースはWhitsundayで行われる。Hamiliton
Cup。 http://www.hamiltoncup.com 42Kmの距離で行われる。
また48Kmの距離で行われるGold
coast Cupも有名。http://www.northcliffeoutriggers.com.au/gcc.asp
ニュージーランド、カナダ、ブラジルでもそれぞれ10前後のカヌークラブがあり、独自のスタイルで盛んにレースなどが行われている。 その他、私が知る限りコスタリカ、ドイツ、イタリア、香港などにもカヌークラブがある。
勿論、ハワイやタヒチ以外のポリネシア、ミクロネシアの島々にもアウトリガーカヌーは当然の様に、ビーチに置いてあり、カヌークラブも沢山ある。 ハワイのアウトリガーカヌー事情に関しては、他のページで取り上げるので、ここではあえて取り上げない。

Tahiti
でアウトリガーカヌーは国技である。 日本の大相撲や柔道のようなもので、子供から大人までみんながアウトリガーカヌーを漕いでいる。ナショナルチームもあり、シェル石油なんかがスポンサーでついてたり、実業団のクラブも沢山ある。クラブの数は多すぎて、数えることが出来ないほど、、、。
ゴリラのような身体にTatoo
をした男達が(すごい迫力!)、ピッチ100/分くらいでパドルする。カヌーの形も、見るからにハワイィのカヌーとは違い、潜水艦のように、カヌーにもぐり込むような感じで座り、水面が腰辺りまでくる。 また、アマが随分高いところにあるように見える。
地理的にTahiti
はハワイと違ってラグーンが多く波やうねりが届かない環礁に囲まれた海でパドルする事が多いので、そのようなデザインになった。
スーパーカーのようにも見えるくらい車高(?)が低いので、波の無いフラットな海なら断然早い。
フラットなコンディションなら、ハワイのカヌーの非ではない。 そのかわり、波には弱いしウネリに乗るのは難しいので、ハワイの外洋でのレースには全く向いていない。
Tahiti
では1年中週末になるといたるところで、大小のレースが行われる。 その中での一番有名で、世界一過酷なアウトリガーカヌーレースが 『Hawaiki Nui
Va’a』 。
http://www.hawaikinuivaa.pf/ 3日間で128Kmをパドルするレース。 1日目44Km、2日目26Km、3日目58Km
Beach葉山の永井くん撮影。いつかはでたいなー |